2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

商品という実に神秘的な存在

私たちは、「商品」という言葉を目にしても、なんら特別な印象を抱くことはない。ごくありふれた用語としか映らないであろう。しかし、マルクスの資本論については、商品というものがいかに神秘的で奇怪なものかについての議論から入ることを佐々木(2018)は…

経済を動かしているのは地理である

宮路(2017)は、地理とは地球上の理であり、地理とは現代社会そのものを学ぶ科目であり、経済を動かしているのは地理であるという。地理は学ぶ分野が多岐に渡りすぎていて、一体何を学ぶのかが見えにくい教科であるが、実は、多くの事項を学んでいく中でこれ…

「一呼吸おいて儲ける」黄金法則

田中(2018)は、会計をメインとするビジネスの世界史を概観するなかで、「一呼吸おいて儲ける」ことの有用性を、儲けの黄金法則すなわち商売を成功させる秘訣として紹介している。これは、例えば何らかのブームがビジネスで起こったときに、遅れるなとばかり…

イタリア・オランダ・イギリス・アメリカを舞台とする会計の歴史

田中(2018)は、世界においていかに会計が発達して現在までに至ったのかを、イタリア、オランダ、イギリス、アメリカを舞台とした歴史的ストーリーを展開することで分かりやすく解説している。非常にシンプルにこの会計の世界史を表現するならば、事業を営む…

ハーバード流 ファイナンスで学ぶ人生設計

金融業界やファイナンスというような言葉を聞くと、拝金主義で強欲資本主義の片棒を担ぐ人々の集まりのような印象を受ける人がいるかもしれない。しかしデサイ(2018)は、ファイナンスこそが、現代社会において善い人生を送るための知恵を与えてくれるもので…