2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

数学の深淵な世界

数学はそもそも、数の神秘性にひかれてスタートしたものだと思われる。古代の人は、数の世界にこそ、この世の中の不変の「真理」が潜んでいると信じ、数学に取り組んで来た。ピタゴラスの「万物は数である」という言葉にもそれが表れている。数学は「この世…

想いを実現する「脳のワークアウト」

午堂(2008)は、脳を見える化する思考ノートというテーマで「ブレイン・ワークアウト」というものを提案している。これは「自分の脳の中を全部吐き出し、自分がやるべきこと、やりたいことを明確にし、実現に向かう方法(脳を見える化する方法)」である。 第…

読ませる文章の書き方

鈴木(2008)は、名作コピーをお手本に、読ませる文章の書き方を解説している。まずもって大切なのは「文章は書くものではなく、読んでもらうものである」という、本書を通じて一貫したメッセージである。読んでもらうためには「読む人がトクする」話を書かな…

最大のリターンを生む読書術

長野(2009)は、タイムマネジメントの視点から読書を考える場合、いくら速読をしたとしても最大リターンとはならないことを指摘する。読書に限らずさまざまな行為をするうえで大切なのは「目標」であり、目標を持ったときに、ROT(時間あたりのリターン)の質…

時間術で最も大切なこと

長野(2009)は、タイムマネジメントで最も重要なこととして「(誰一人例外なく)私たちの生は死に向かって近づいている」という点を挙げる。時間は無尽蔵にあるのではない。時間を石油に例えるならば、いつか枯渇することはわかっているのに、あたかもそれが…

仕事が速い人の法則

中島(2005)は、仕事を速くこなすさまざまなコツを紹介している。中でも重要なのが「閃き(ひらめき)」であるという。ここでいう「閃き」とは「ゴールまでの道筋が、ぱっと読みきれる」ということである。ゴールまでのダントリといってもいい。 仕事で言えば…

反常識思考

午堂(2007)は、これからの時代「たった一人、世間に放り出されても稼ぐことができる力」が重要だとする。お金の面に限って言えば、「安定している」というのは、大企業に勤めているサラリーマンのような状態をさすのではなく「たった一人で放り出されても、…

コピーライティングは現代の錬金術

午堂(2007)は、人生やキャリアにおいて、どこにでも通用する「パーソナルブランド」を構築することの重要性を説くが、その中で、センスのよい、インパクトのあるキャッチコピーを作ることができる「コピーセンス」の重要性を強調している。 「コピーライティ…

文章力を鍛えるには

金田一(2007)は「絵筆のように言葉を使おう」という章の中で、文章力を鍛えるための有用なヒントを提供している。金田一によれば、文章で大切なのは「美しさ」よりも「正しさ」であり「事実と論理」だけで文章を組み立てていくことは、言語能力を磨くうえで…

中島流・頭のいい仕事術

中島(2002)は「仕事ができる人」が持っている頭の良さというのは、試験で高得点を取るだけの「偏差値のお化け」を意味しているのではないとする。ビジネスの現場では、正解のある試験問題のような場面はほとんどない。変化球と応用問題ばかりが次々と出題さ…

学問の模範「ユークリッド幾何学」

瀬山(2007)によれば、紀元前300年ごろにユークリッドによって書かれた「原論」は、長い間、人間が作り上げた学問の「模範」となってきた。その理由は、以下のような方法論(スタイル)による。 まず、誰もが納得のいく事実として、いくつかの公理をあげ、そ…

お金を稼ぐための勉強とは

藤井(2008)によれば、たくさんお金を稼いでいるということは、誰かの役に立っているということである。よって、お金を稼ぐための勉強といっても、本当は、世の中の役に立つための勉強と言い換えてもよいだろう。 であるから、まずもって「もっとお金を稼ぎた…

時間展開・相互作用・ダイナミクス

沼上(2009)は、読み応えのある経営戦略テキストの良書である。本書の最も特徴的な点は、副題にもあるように、「時間展開・相互作用・ダイナミクス」の強調と、それを理解するための「メカニズム解明法」の説明であろう。 つまり、人々の相互作用や、企業間の…

日本語の特徴

金田一秀穂氏は、著書の中で日本語の特徴をいくつか紹介している。例えば、日本語は「人間関係を表現するのが好き」だということだ。 日本語を勉強している外国人が「先生がわたしに日本語を教えました」と言うときに日本人は違和感を感じる。「先生がわたし…

毎日「自分の将来について考える」ちょっとした習慣

向井(2009)は「ウィッシュリスト」の紹介の中で、「実は私には長年続けている習慣がある。それは1日1回、最低2分間、自分の将来について真剣に考えることだ。」と述べている。そして以下のように説明している。 日常の中で立ち止まる時間をつくって先のこと…

ゲーム理論と俯瞰思考

川西(2009)によれば、ゲーム理論は、あらゆる物事を「ゲームに参加しているプレイヤー」と「ゲームを支配しているルール」によって構成されていると考えることによって、さまざまな分野に応用可能だと説く。 ゲーム理論の目的は次のように大きく3つある。(…

Papers in progress

The use of fit information in hiring decision making The role of past and current performance in SHRM CEO fairness orientation and organizational competitiveness Part-time experience and career development Justice orientation and group-lev…

大事なことはすべて記録する

鹿田(2009)が提唱しているのはシンプルに2つだ。1)あらゆるツールを使って記録する。2)整理・分類・ファイリングはしない。要するに本のタイトルそのままで「大事なことはすべて記録しなさい」ということだ。大事なことをただひたすら記録することの重…