2007-09-01から1ヶ月間の記事一覧

LDSPサイクルで進化させる「仕組み化」

松宮(2009)によれば、経営とはそもそも「儲かる仕組み作り」という面があり、「新しい仕事を作り出せる人=儲かる仕組みを作れる人」は、デキる社員、生き残る人材となる条件である。 松宮の「仕組み化の定義」は、知識を仕事に生かせるよう「知識をノウハウ…

意識を研ぎ澄ませ、潜在意識を活用する

佐倉(2009)は、人間には驚くべき能力が備わっているといい、それが「潜在意識」の力だと示唆する。佐倉による「修羅場の突破」の方法は「繰り返し、繰り返し問題を自分の潜在意識に語りかけること」だという。寝ても覚めてもそのことに意識を集中して考え続…

一流の思考法

森本(2009)によると、優れた結果を生み出せる人というのは「結果を生み出す自分なりのプロセスや技を持っている人」「失敗から学び取り、プロセスや技の改善ができる人」だとしている。 このような人は、結果を出すこと自体を目標とする結果主義者ではなく「…

集中力をコントロールするACDCプロセス

佐々木(2009)は、ブロードバンド、サードプレイス、クラウドといった環境を駆使してオフィスを持たずに仕事をする「ノマドワーキング」において重要なのは、アテンション・コントロールだという。すなわち、知的生産においてもっとも付加価値を生み出す源泉…

人付き合いの極意

本田(2006)の、ユダヤ人大富豪によるアドバイスでは、以下のような言葉が出てくる。 偉い人には、あたかも彼が偉くない人のように接しなさい。そして、偉くない人には、あたかもその人が偉い人のように接しなさい。そうすると、そのどちらからも君は驚きの目…

齋藤流「コメント力」「質問力」

齋藤孝は、ひと言、ふた言で気の利いたコメントを言うことができる「コメント力」を提唱している。齋藤が主張する現代社会を生き抜く力(まねる力、段取る力、コメントする力)の1つである。齋藤(2004)は「コメント力は人間的な魅力の大部分を占めると言っ…

齋藤流「段取り力」

齋藤孝はかねてから「段取り力」を提唱している。 齋藤(2006)によると、段取り力の1つの理想としては、あらかじめ予測可能で平穏無事に達成できる目標ばかりをたてて適度な手順やスケジュールを用意するのではなく、自分の努力や成長を含み入れた予測を立て…

手抜きの戦略性

「サボる技術」でも同様のことに触れてあるが、手抜きというと、ネガティブなイメージがあるのだが、手抜きを戦略的に用いることの重要性は大きい。 顧客志向を基本とするならば、顧客にどれだけ価値を与えられるかが勝負となる。極端な話、いくら時間をかけ…

論理的思考力の要諦

野矢(2006)は、論理学のもっとも基本的な、「命題論理」すなわち、否定・連言(and)・選言(or)・条件法(ならば)の導入則と除去則が関係する演繹的推論の体系を紹介している。 演繹的推論とは、前提が正しいならば必ず結論も正しくなるという推論である。よっ…

形式論理学のエッセンス

最近、ビジネスの場面でもよく聞く思考のスキルとして、「ロジカルシンキング」「論理的思考」というものがある。この基礎となるのが形式論理学だが、小室(2001)は、形式論理学が確立した根本原則は次の3つだという。 同一律(the law of identity) 矛盾律(th…

大正式散歩のススメ

西田幾多郎は、京都東山の道(哲学の道)を散歩しながら思索した。ヘーゲルも、ハイデルベルグの川べり(哲学者の道)を散歩しながら思索した。古代ギリシャのヒポクラテスは「歩くとと頭が良くなる」といった。 このような例を紹介しつつ、小泉(2004)は、散…

遊び論とワーク・プレー・インテグレーション

小泉(2004)は、林望氏の「遊び論」を紹介し、人は働かなければ食べていけないかもしれないが、仕事は人生にとって本当に必須ではないという。一方で、有り余る金があっても、遊びだけは必須。つまり「仕事はなくても生きていけるが、遊びがなくては生きてい…

人生を楽しくさせる9つの簡単な方法

本田(2006)は、人生を楽しくさせる方法として、以下のような9つの簡単な方法を紹介している。 体が喜ぶことをする(お風呂に入ったり散歩をしたり・・・) むかし感動した映画、本、漫画を読み返す(懐かしい感情とともにワクワク感がよみがえる) 好きだっ…

退屈・暇な時間を十分に味わう

「退屈こそ人生最大の楽しみ」で「人生最高のぜいたく」という考え方や、「退屈なときほど、人が自由でいられるときはない(すべてが自分にとって自由な時間)」「ヒマは大切な人間の本質」という考え方があるように、退屈な時間というのは、人生にとって貴…

自分らしく生きる

本田(2006)は「ユダヤ人大富豪の教え」という著作で、豊かなお金持ちになる秘訣を説いている。逆説的だが、その第一歩は「自分らしく生きることに集中して、お金のことや成功することを忘れる」ことだという。お金のことばかり考えている人より、仕事が大好…

偶有性とひらめき

神田(2009)は、脳がフル回転するメカニズムとして、「偶有性」を紹介している。偶有性とは「半ば規則的で半ば偶然の出来事」である。「完全に予測することはできないけれど、ある程度は予測がつく」状態とも言える。例えば、サスペンスや時代劇といったドラ…

明日終わっても後悔しない人生

保田(2007)は、自身がニューヨーク赴任中に同時多発テロに遭遇し「やりたいことがあるならば、後回しにせず先にやっておくべきだ」と感じたという。明日終わっても後悔しない人生を送るということである。「いま興味あることをする、逆にいえば興味ないこと…

成功するスピーチの結晶

神田(2009)は、聴衆を引き込み、内容を理解してもらえるプレゼンテーションやスピーチの型として、6つの要素からなるスピーチの結晶を紹介している。それは以下のようなものである。 1)オープニング:聞き手に安心感を与え、これから話す内容に関心を持っ…

リサーチ

マクロ分野 Strategy and Human Resource Management Human Resource Management in the Global Context (MNCs) Management Fashion and HRM ミクロ分野 Work-Life Issues Organizational Justice Proactivity at Work Person-Environment Fit Recruitment a…

数学から発想と思考を学ぶ

田中(2008)によれば、算数・数学は論理学である。つまり、数字と記号を使って、緻密に論理を展開する学問である。そして、東大の入試数学のような、どれほど高度に複雑な問題であっても、細かく分解していけば、ほとんど小学校で習うような基礎的な知識や数学…

器の大きさとはリスク許容度のこと

泉(2009)は、人間の器が大きいということは、リスク許容度が高いことだと説く。つまり、さまざまな経験をし、さまざまな知恵を身につけた結果、人間としての力量や能力、視野の広さが備わっている人というのは、多少のリスクを負っても平気な、安定感、信頼…

なぜ小中学校の勉強が大切なのか

子供の頃は、小中学校・高校で勉強することは、先生や学校から「与えられる」ものだから、何の疑いもなく、それを勉強しなければならないものとして取り組んでいることが多い。あるいは、受験という目標があるならば、合格するための勉強という意味づけもあ…

逆境さえも糧にする学習力

泉(2009)は、厳しい時代を生きるために「自分を鍛える」ためのキーワードの1つに「学習主義」を挙げている。これには、「自らの視野を広げ、器を大きくするために常に勉強する」ということと、「どんなときにも、どんなことからも学ぶ」の2つの意味がある…

意識の持ち方を変えてビジネスセンスを磨く

原田(2008)は、判断力は人それぞれ違うかもしれないが、生まれ持った能力の違いではなく、「意識の差」に過ぎないという。例えば、同じ現場を見るにしても、意識の持ち方次第で目に映るものはまったく変わってくる。目の前の事実だけを認識しようとするので…

アルバイトから何を学ぶか

原田(2008)は以下のように自身のアルバイト経験を語っている。 私は苦学生だったため、大学時代にはありとあらゆる職種のアルバイトも経験していた。・・・いまから振り返れば、そうした一つひとつが勉強になっていたのに違いなく、実に貴重な経験ができてき…

創造力を高める「思考の上下運動」

中尾(2009)は、いつものワンパターンな思考手順に従って、目的から手段を創出する方法を「思考演算」と読び、発明的問題解決理論「TRIZ(トゥリーズ)」にある「簡単な思考演算」を紹介している。中尾は、よく使われる思考演算子として、挿入付加、分割、変…

創造をシステム化する思考法

中尾(2009)によると、創造は「何をやりたいのか」という具体的な目的を決めることから始まる。創造の思考過程を簡単に言えば、「思いを言葉に、言葉を形に、形をモノに」だという。まず、漠然とした思いが言葉に変わることによって、要求機能、設計仕様、目…

お金の上手な使い方

安田(2008)によれば、お金の使い方とスキルを磨く最もよい方法は、明確な目的意識を持ちながら、できるだけ大きな金額を動かしていくことである。そして、成果がでなかったときにはその理由を考え、同じ失敗を繰り返さないようにしていくことである。 また、…

時間を味方につける仕事術

松本(2007)は、時間とうまくつきあいながら仕事を効果的に行う方法をいくつか紹介している。 まず大切なのが、「とにかく始めてしまう」ことである。仕事は、とりかかりが実は大変難しい。とにかく始めることによって、仕事に「はずみをつける」のが大切であ…

子供力がビジネス力を高める

川北(2005)は、A・グレジャーマンの唱えた子供力(子供指数)を紹介し、子供力がビジネスに役立つことを説く。子供力とは、以下の13の能力に分かれる。 遊ぶ力 熱中する力 焦点をしぼる力 急がせる力 リーダーシップをとる力 驚嘆する力 好奇心を抱く力 …