2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

算数脳を呼び覚ます

ビジネスパーソンにも必須の論理的思考力やクリティカルシンキング力をつけるためには、小学校の算数や中学校の数学を勉強しなおして、算数脳を呼び起こすのがよいかもしれない。 なぜなら、高濱(2005)が言うには、算数とは「考える力そのものを扱う教科」だ…

評論文の構造

石原(2008)によると、中学入試国語では、評論文の逆説的なところが好んで使われる。つまり、評論文の特徴でもある、どこか刺激的で、「ふつう」のことがわかっている人が「ふつう」でないことを書いた文章から出題しやすいということである。そもそも評論で…

オーソドックスなキャリア戦略

自分が注目される分野でオンリーワンの存在になれれば、人と競争しないで成功を収めることができる。そうするためには、「これから何が注目されそうか」を見極めることが重要となる。五感を駆使して、今はそうでなくても将来注目される分野を探し出す。 そし…

国語教育は道徳教育

石原(2008)によると、中学入試国語の小説問題では「文学的には答が決められないのに、道徳的な観点や常識的な観点から読んだときにだけ答が1つに絞れる」ような問題がある。しかも、こういう設問で点差が開く。小説問題で安定的に高得点を取れる子供は、「…

人間関係のちょっとした悪戯

気配を消して相手の隙を衝く 桜井(2009)は、気配を消して相手の隙を突く遊びを子供のころに覚えたという。どんな人であっても、どこかに隙があるものである。観察力を駆使して、その人の隙を見つけたならば、すっと気配を消して、隙を衝く。つまり、見えるも…

反骨精神のモチベーション理論

仕事や人生に燃えるための「燃料」、すなわちモチベーションの要因として、重要なのが「反骨精神」であったり「闘争心」である。 失敗したり、馬鹿にされたり、惨めな思いをしたりして、「今に見ておれ!」というように、反骨心をバネにするのである。怒った…

文章をラクに速く書く方法

大橋(2008)によると、何でもかんでも書くということは、頭の中だけで考えていて堂々巡りになるのをふせぎ、人生を前に進めることに役立つ。書くことによって、思考がいったん切り離され、足跡として残る。後でそれを見れば思考の軌跡がわかるので、いったん…

偶然をチャンスに変える力

諸富(2009)によれば、偶然をチャンスに変える力を持っている人、すなわち幸福な人生を築くことができる人は、あらかじめ自分の人生を決めつけずに、様々な可能性(偶然)に開かれた心(オープンマインド)を持ち、柔軟な姿勢を保つとともに、決断するときに…

思考に行き詰ったときのぶらぶら散歩

思考が行き詰ったときには、ぶらぶらと散歩するのがよい。普段行かない場所とか、いろいろと刺激を得られるような場所、あるいは落ち着く場所などを、ぶらりと散歩する。小旅行に出かけてみるのもよいかもしれない。取り組まなければならない課題を離れてぶ…

人生の大勝負に打って出る

堀(2008)は、自身のキャリアを振り返りつつ、人生における大勝負に打ってでることの大切さを説いている。勝負どころとなるきっかけを自分で見いだし、自分でつくる。そして、ここぞというときには、失敗を恐れず決断をすることだ。今は人気コンサルティング…

「タイムロック」と「自分予約」を活用するタイムマネジメント

「継続は力なり」といわれる。では、三日坊主にならずに、物事を継続させるにはどうすればよいか。松本(2008)は、嗜好品などで「続けていてはよくないと思いつつ、つい続けてしまう」心理を利用すればよいと説く。その鍵は、「好きであること」と「クセにな…

成功する人、しない人

伊藤(2008)に言わせれば、成功する人は「続ける力」がある人である。コツコツと努力し続ける人が最後には勝つ。 大きな夢を描くことは大切。そこから逆算して計画を立てるのも大切。ただし、夢は大きくても、日々の努力はきわめて小さいことの積み重ねである…

知識を詰め込んでクリエイティブになる

榊原(2008)によれば、感性とは美しいものを「美しい」と思ったり、美味しいものを「美味しい」と思ったりするものである。人を説得するためには、論理に加え、感性的なものも必要である。 私たちが経験することは、それぞれが全く異なったことでも、脳のネッ…

捨てるリスク、捨てないリスク

夢や目標を実現するためには、何かを捨てないといけないことがある。戦略とは、何を捨てるか(よってどこに集中するか)をはっきりさせることである。 もちろん、捨てることにはリスクが伴う。捨てたことによって後悔してしまうリスクである。しかし、捨てな…

年収1000万円の仕事術

一期一会のビジネス社会で、第一印象は大切だ。初対面で相手に自分をどれくらい理解してもらえるかが重要である。その有効な方法として、田中(2007)は、自分の経験を整理して、自分自身の物語にキャッチフレーズをつけて印象づける方法を提案している。つま…

投資としての人材戦略・投資家としての人事部門

採用や教育といった人材戦略は、企業にとっては重要な「投資活動」である。人材への投資は、それがリターンを生み出すまでには長期に渡ることを念頭におかねばならない。採用に関していえば、採用を間違えば、この長期リターンの大部分を失うわけであるから…

「人を見抜く」採用面接テクニック

樋口(2009)によれば、採用面接は相思相愛を確認するための場であるから、(1)相手の資質や能力を見抜くこと、(2)相手がどういう会社(職場)であるかを感じ取られるような情報提供をすること、(3)欲しい人材を口説く、という3つの目的がある。その中でも、「…

企業で活躍する人材の条件

樋口(2009)は、企業で活躍する人材の条件として、以下のように解説している。まず、よい仕事を実際にやって活躍する人に共通する要素は、「素直さと向上心」である。人の話をよく聞き、過去の成功にもすがらない。いつも謙虚で、勉強を欠かさず、毎日少しで…

感動を呼ぶ発想のテクニック

小阪(2008)は、感性デザインという視点から、売れないのは感性情報デザインが適切でなく、お客さんが欲しいと思わせる感性情報デザインが必要だと説く。お客さんを感動させる「ぶっとんだ解(飛躍)」をどれだけ出せるかが成功のカギとなる。そのための、い…

「ひらめき」を生み出す発想法

内田(2008)によると、スパークとは、火花が飛び散るように、いいアイデア、発想が生まれる、ひらめくことをいう。ある事柄に問題意識や興味を持っているときに、ある現象に遭遇すると、その現象が触媒となって、自分がこれまで持っていた頭の中の情報(デー…

知的生産テクニック

鎌田(2006)では、様々な知的生産のテクニックが紹介されている。まず、鎌田(2006)によると、知的生産とは、レポート、企画書、論文、書籍など、文章の集積ができることをいう。知的消費とは、濫読する、将棋を指す、教養ある会話をするなど、知的な活動であ…

勝間式ラテラル(水平)思考法

勝間(2008)によれば、ラテラル思考とは、水平方向に問題解決の範囲を広げることで、「いま決断しようとしていることに対して問題を俯瞰し正面突破だけを考えるな」という思考法である。つまり、回り道や抜け道を探す思考法といってもいい。 問題構造を見極め…

リアルオプション的人生理論

勝間(2008)は、リアルオプションおよび意思決定ツリーの考え方を使って、人生(およびキャリア)が意思決定の鎖であることをうまく表現している。 彼女によれば、まず将来もしくは運命は「ばらつき」(過去のいろいろな努力に基づく確率分布)だと考えられる…

セレンディピティを身につける

勝間(2008)によれば、セレンディピティ(偶然の出来事の中でチャンスを発見する能力)は、頭の中に(潜在意識を含め)十分なデータベースがあり、そのデータベースに対して偶然新しい刺激があり、その刺激により新しい予測・仮説が生まれ、そのギャップを埋…

タイムマネジメントの基本

「浪費をしない。投資を惜しまない」勝間(2008) 人生=タイムマネジメントだとすれば、豊かな人生を送る秘訣となれば、上記の言葉がそれを言い当てているだろう。 文献 勝間和代 2008「起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術」ダ…

「1R2E3S」の仕事術

飯塚(2008)によって紹介されている「1R2E3S」の仕事術とは、「1人(1 Resource)が2つの仕事を同時に実行しながら(2 Executions)、次の仕事のテーマを3つ考える(3 Studies)」ということを意味する。 ある仕事や作業を別の仕事や作業への「てこ…

ジャネーの法則・人生の時間のパラドクス

人生は砂時計のようなものだと言われる。若い頃は、残された時間はたっぷりあるので、自分の人生が永遠に続くかのような錯覚を感じるものだが、年を取れば、残された時間が少なくなってきていることをひしひしと感じるのであろう。 飯塚(2008)は、人間が主観…

会社は2年で辞めていいか

これからの時代、会社を頼り、自分の運命をすべて会社に委ねるわけにはいかない。山崎(2007)によれば、キャリアにおいて人材価値をセルフマネジメントする場合に考慮すべきは、「自分が持っている顧客」「能力・スキル」の2つと「対人関係力」である。この…

言志四録に学ぶキャリア論

佐久間象山は「学問に道と芸あり」という。道とは人格形成の道徳であり、芸とは食べるための術(習い事)である。この二つを習得して一人前であると。のちにこの言葉が「東洋の道徳、西洋の芸術(科学)」に転化し、さらには「和魂洋才」の基となる。だが、…

文章力をつけるヒント

日垣(2006)は、「プロの手の内」として、稼ぐ文章力を身につけるヒントをいろいろと紹介している。例えば、文章を書くということは、謎解きと同じようなものである。つまり、何か切実な問題を設定し、それを文章の中で解いていくというようなものである。そ…